小社より刊行されている井原忠政氏の「三河雑兵心得」シリーズが「日本ど真ん中書店大賞2023」を受賞しました。

「日本ど真ん中書店大賞」は、愛知、三重、岐阜の3県の書店員が“いちばん売りたい本”を選ぶ賞で、今年は計308人による投票で決定した。

 8月29日、名古屋市の吹上ホールで授与式が行われ、受賞した井原氏は「主人公が足軽、雑兵なので、侍言葉ではなく三河弁をしゃべらせています。地元の方にどう受け止められているか、正直、不安でした。この地で賞を受けたことで、皆さんに認められたようで本当に嬉しい。これからも頑張って書きますので、応援よろしくお願いします」と喜びを語った。

「三河雑兵心得」シリーズは、家康の天下取りの歩みを足軽の視点で描いた戦国時代小説で、三河国渥美植田村出身の元百姓・茂兵衛が主人公。斬新な設定の同シリーズは人気を博し、100万部を超えるヒットとなっている。最新12巻『小田原仁義』が9月13日に発売される。

「日本ど真ん中書店大賞」はコロナ禍で見送られていたが、今年4年振りの開催となった。書店員と全国の出版社が交流するイベントも併せて開かれ、約140の出版社のブースが出展。会場は大いに盛り上がった。