第162回直木賞候補作『背中の蜘蛛』が待望の文庫となりました。これまで数々の警察小説・犯罪小説を送り出してきた誉田哲也氏だからこそ描けた「プライバシー」と「テクノロジー」がせめぎ合う現代社会ならではの事件と捜査。読後、あなたはもうこれまでの日常には戻れません──。
また「大阪の本屋と問屋が選んだほんまに読んでほしい1冊」を選ぶ「第10回大阪ほんま本大賞」受賞作『ふるさと銀河線 軌道春秋』の続編『駅の名は夜明』が文庫で登場しました。「何もしない、でも、傍にいる。九つの物語が、あなたにとってそんな存在になれれば、と願います」と著者の髙田郁さんはコメントを寄せています。
秋の訪れを感じ始めた10月、読書の秋にぴったりの文庫が見つかりますように。
背中の蜘蛛
誉田哲也
刺殺事件と爆殺傷事件。テクノロジーとプライバシーがせめぎ合う現代社会ならではの事件捜査に挑む刑事たちの苦悩と覚悟を重厚に描いた警察小説。第162回直木賞候補作。
駅の名は夜明 軌道春秋Ⅱ
髙田郁
20万部超えのベストセラー『ふるさと銀河線 軌道春秋』につづく、鉄道を舞台にした感動の家族小説集。挫けても、転んでも、前を向き歩き出す登場人物たちの姿に、きっとあなたは涙する──。
ゆえに、警官は見護る
日明恩
追わない。捜さない。ただ見つめるだけの警官がここにいる──。新宿署の留置管理課に異動した武本は、不審な勾留者に注目するが……。人気シリーズ第4弾!
逆転美人
藤崎翔
手記『逆転美人』の出版は社会を震撼させる大事件の幕開けだった。そのタイトルの本当の意味とは!? ミステリー史に残る伝説級超絶トリックに驚愕せよ!
ヒトの世に戻って1年。徐々にやおよろずの記憶が薄れていくことに不安を抱えていた芽衣は、神の世で出会った三柱の竜神たちを参ることに──シリーズ完結編!
1989年のテレビっ子
戸部田誠(てれびのスキマ)
テレビが変わった年「1989年」を機軸に、BIG3やお笑い第三世代ほか、多くの芸人とテレビマン、そして、いわき市の「僕」のそれぞれの青春時代を活写した群像劇にして、圧倒的なテレビ賛歌。
じゃりン子チエ 32
はるき悦巳
ミツルの勤務する交番は現在建て直し中。それを知ったテツはミツルへのしつこいイタズラを開始する! 不朽の名作コミック第32弾!!
浪人若さま 新見左近 決定版 【八】 風の太刀
佐々木裕一
殺された藩主たちの仇討ちを誓う元藩士と知り合った左近。宿願を果たさせるべく、力を貸すことになり──。人気時代シリーズ、決定版第8弾!!
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『浪人若さま 新見左近』『新・浪人若さま 新見左近』
https://www.futabasha.co.jp/introduction/niimi_sakon/
拙者、妹がおりまして 7
馳月基矢
総勢8名で箱根に楽しい温泉旅~♪ と思ったらお山は何やら不穏な空気。怪盗・鼠小僧まで現れて一行は大捕物に巻き込まれた!
新・知らぬが半兵衛手控帖 17 律義者
藤井邦夫
旗本成島家当主の平四郎が嫡男の元服後に姿を消した。臨時廻り同心の白縫半兵衛が探索を開始すると、平四郎の朋友がある女の行方を追い始める。