今年の5月で本土復帰50年を迎える沖縄。人気リゾート地として多くの観光客で賑わうこの島には、かつても今も日米両政府の間で翻弄され続けている歴史があります。デビュー二作目『インビジブル』で直木賞候補となった注目の著者による最新作『渚の螢火』は、そんな本土復帰直前、1972年の沖縄を舞台に描かれた警察小説。
 また、「島唄」のヒットで知られる宮沢和史氏がさまざまな葛藤を経て、いま「沖縄」にゆかりのある人々と向き合った対談・エッセイ集『沖縄のことを聞かせてください』にも注目。今こそ手に取りたい話題作ばかりです。

 

 

昨年急逝した警察小説の巨星による「越境捜査」シリーズ、ついに完結!

流転 -越境捜査-
笹本稜平

12年前、富豪一家3人を惨殺し20億円もの資産とともに国外逃亡した男が横浜市内で目撃された。警視庁捜査一課の鷺沼がさっそく捜査に乗り出すが――。指名手配犯、半グレ、闇金女王、不良銀行員……、魑魅魍魎が蠢き出す!

 

 

沖縄本土復帰50年を前に注目の著者が描く「昭和史×警察小説」

渚の螢火
坂上泉

本土復帰直前に起きた100万ドル強奪事件。その裏に隠された、残酷な島の現実。様々な想いを抱えながらも、琉球警察の捜査員が日米両政府に秘匿したまま事件解決を目指す、ノンストップ・サスペンス!

 

 

46歳で「若年性アルツハイマー型認知症」と診断された夫とそれを見守る妻

記憶とつなぐ
若年性認知症と向き合う私たちのこと

著:下坂厚
著:下坂佳子

絶望の淵にさした光、仲間との出会い。どんなことに救われ、日々を過ごし、そしてなぜポジティブに考えられるようになったのか。認知症と診断されてから現在に至るまでの心境と、認知症をとりまく現状を綴った、当事者とその家族だから伝えられること。

 

 

TikTokで話題!「小説紹介クリエイター」による待望の小説デビュー作

ワカレ花

ワカレ花
けんご

出会い、失恋、両思い、別れ――。わたしのそばには、いつも花があった。四季折々の恋模様を鮮烈に描いたあまりに切ない感涙の恋愛小説。TikTokフォロワー28万人、総再生数1.1億回超の人気「小説紹介クリエイター」による期待のデビュー作!

 

 

「島唄」から30年。宮沢和史とそれぞれの「沖縄」を生きる人々との対談・エッセイ集

沖縄のことを聞かせてください

沖縄のことを聞かせてください
宮沢和史

音楽家・宮沢和史が沖縄戦の生存者から聞いた話に衝撃を受け、迷いながらも制作・発表した「島唄」。空前のヒットとなったこの歌は、沖縄の景色と宮沢自身の運命を大きく変えていくことになった。日本“復帰”から50年という節目に「沖縄を語る、この先の言葉」を探す対話の書。