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小説

サクラサク、サクラチル

辻堂ゆめ[著]
サクラサク、サクラチル
あらすじ

「絶対に東大合格しなきゃ許さない」――両親の熱烈な期待に応えるため、高校三年生の高志は勉強漬けの日々を送っていた。そんなある日、クラスメートの星という少女から、自身をとりまく異常な教育環境を「虐待」だと指摘される。そんな星もまた、自身が親からネグレクトを受けていることを打ち明ける。心を共鳴させあう二人はやがて、自分達を追い詰めた親への〈復讐計画〉を始動させることに――。教室で浮いていた彼女と、埋もれていた僕の運命が、大学受験を前に交差する。驚愕の結末と切なさが待ち受ける極上の青春ミステリー。

サクラサク、サクラチル
辻堂ゆめ[著]
判型:四六判
定価:1,870円(税込)
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辻堂ゆめ(ツジドウユメ)
1992年、神奈川県生まれ。東京大学卒。2015年『いなくなった私へ』で第13回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞し、デビュー。22年『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞受賞。著書に『僕と彼女の左手』』『卒業タイムリミット』『あの日の交換日記』『十の輪をくぐる』『君といた日の続き』『答えは市役所3階に 2020心の相談室』などがある。