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小説

アロハ、私のママたち

イ・グミ 他[著]
アロハ、私のママたち
あらすじ

百年前、会ったことのないお見合い相手の写真一枚にすべてを賭けて、朝鮮からハワイへ嫁いだ「写真花嫁」たち。期待を胸に辿り着いた「楽園」で待っていたのは、裏切りと試練の連続で……。手を取り合い生き抜く女たちの激動の半生を描いた傑作長編小説。日本語版刊行を記念して物語の序章、朝鮮の貧しい家庭で育った主人公のポドゥルが村を旅立つまでをお届けします。

アロハ、私のママたち
イ・グミ 他[著]
判型:四六判
定価:1,870円(税込)
イ・グミ
1962 年忠清北道生まれ。84 年「新しい友文学賞」を受賞した『ヨングとフックと』でデビュー以後、数多くの児童文学作品を発表する。2004 年幼児期に性暴力被害に遭った女子中学生を主人公にした『ユジンとユジン』(20 年再版)を発表し、韓国ヤングアダルト文学の先駆者となる。以後、悩みを抱え生きる青少年世代を温かい視線で描いた作品を創作し続け、幅広い世代の読者に支持されている。07 年小泉児童文学賞、12 年尹石重文学賞、17 年方定煥文学賞を受賞、20 年国際アンデルセン賞の韓国候補作家に指名された。本書は18 年度国際児童図書評議会オナーリストに選定された『そこに私が行ってもいいですか?』(日本語版は神谷丹路訳、22 年里山社)に続く、近現代史を背景にした長編小説。
李明玉(リ・ミョンオク)
1968 年京都府生まれ。東洋大学文学部卒。日本語教師を経て、現在、韓国語講師として関西の中学校・高等学校に勤務。朝鮮・韓国語の翻訳家、通訳、ライターとしても活動している。