一九一七年、日本統治下の朝鮮半島南東部の小さな村で暮らす十七歳のポドゥルは、「写真花嫁」としてハワイに嫁ぐことを決意する。そこへ行けば、何不自由ない生活が送れるだけでなく、女でも勉強ができると聞いたからだ。一度も会ったことのないお見合い相手の写真一枚にすべてを賭けて、同じくハワイに嫁ぐ同郷のホンジュとソンファとともに海を渡る。だが、期待に胸を膨らませる三人を待っていたのは、裏切りと試練の連続で……。国際アンデルセン賞・韓国候補作家による、人生の荒波を手と手を取り合って乗り越えていく女たちの魂震える物語。
定価:1,870円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-575-24641-4
発売日:2023年6月21日
私だけの人生を生きたい――
一枚の写真にすべてを賭けて、
海を渡った朝鮮の「写真花嫁」たち。
世代を超えてその願いは手渡されていく。
国際アンデルセン賞・韓国候補作家が贈る
希望を捨てない女たちの愛と連帯を描いた傑作長編小説
1918年、日本統治下の朝鮮。山間の小さな村で育った18歳のポドゥルは、ハワイで暮らす朝鮮人男性のもとへ嫁ぐため故郷をあとにした。結婚相手とはお見合い写真を交換しただけで一度も会ったことはなく、ハワイがどこにあるかもわからない。けれど、楽園と呼ばれるその島へ行けば、何不自由ない生活が送れるうえに、女性でも勉強ができると聞いたのだ。一枚の写真だけを頼りに、同じく「写真花嫁」となる同郷のホンジュとソンファと共に海を渡る。だが三人を待っていたのは、波のように押し寄せる試練の連続で……。激動の時代に痛みを背負いながらも明日を信じた彼女たちの、勇気と愛情に満ちた半生とは
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