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小説

ときどき旅に出るカフェ

近藤史恵[著]
ときどき旅に出るカフェ
あらすじ

近所で見つけたカフェ・ルーズという小さな喫茶店。そこを一人で切り盛りするのは、かつての同僚だった。海外の珍しいメニューを提供する素敵な空間を気に入り、足しげく通うようになった37歳独身の瑛子。日常の小さな事件は世界の食べ物たちが解決のカギとなっていく。読めば心も満たされる“おいしい"連作短編集。待望のシリーズ第2弾『それでも旅に出るカフェ』の発売記念として、今回は『ときどき旅に出るカフェ』から「苺のスープ」を紹介します。

ときどき旅に出るカフェ
近藤史恵[著]
判型:文庫判
定価:693円(税込)
近藤史恵(コンドウフミエ)
1969年大阪府生まれ。93年、『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。2008年『サクリファイス』で第10回大藪春彦賞を受賞。その他の著書に『モップの精は旅に出る』『スティグマータ』『スーツケースの半分は』『インフルエンス』など多数。