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小説

ここにあるはずだったんだけど

佐々木愛[著]
ここにあるはずだったんだけど
あらすじ

小さな胸のせいで自分にも社会にも馴染めない。どうしたら前向きになれるのだろうか――そんな葛藤を抱える4人の女性を描いた短篇集『ここにあるはずだったんだけど』。その中から、『EあるいはF』の冒頭をご紹介します。推しの俳優が結婚発表し、相手が元グラドルで大炎上。彼女のカップはEなのかFなのか。これは主人公の人生にとって大きな問題だった――!?

ここにあるはずだったんだけど
佐々木愛[著]
判型:四六判
定価:1,760円(税込)
佐々木愛(ササキアイ)
1986年生まれ。秋田県出身。青山学院大学卒。「ひどい句点」で2016年にオール讀物新人賞を受賞。19年、同作を収録した『プルースト効果の実験と結果』でデビュー。他の著書に『料理なんて愛なんて』がある。