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小説

宙ぶらりんの箱

宙ぶらりんの箱
あらすじ

山の上の神社の秋祭りの日、ふもとと山頂をつなぐロープウェーが故障し、乗客がゴンドラの中に閉じ込められた。そこには、怪我をした看護師、子ども連れの家族、女子高生、スーツ姿の中年男性、老齢の男女らが乗っていたが、パニックに陥った女子高生が泣きだし、過呼吸を起こしてしまう。ゴンドラ内が騒然とする中、女子高生に近づいていったのは、ある秘密を抱える老婦人だった――。幸い大事に至らず全員が救出されたものの、乗客たちはその後、地に足のつかない日々に翻弄されていく。

『宙ぶらりんの箱』試し読み
宙ぶらりんの箱(1/4)
宙ぶらりんの箱
片島麦子[著]
判型:四六判
定価:1,980円(税込)
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片島麦子(かたしま・むぎこ)
広島県生まれ。2013年、『中指の魔法』(講談社)で作家デビュー。他の著書に『銀杏アパート』『想いであずかり処にじや質店』(ともにポプラ社)、『レースの村』(書肆侃侃房)、『未知生さん』(双葉社)、『ギプス』(KADOKAWA)がある。