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小説

紅招館が血に染まるとき The last six days

岡崎琢磨[著]
紅招館が血に染まるとき The last six days
あらすじ

蝶の翅が生えた人型アバターが生息するVR空間〈バタフライワールド〉、通称BW。BWでは非暴力が徹底され、アバター同士が傷つけ合うことは不可能だ。現実生活の辛さからBWに住み続けたいと願うアキは、ログアウトしない者たちが暮らす〈紅招館〉に向かう。アキと相棒のマヒトは、館に宿泊させてもらえることになるが、翌朝、住人の一人がナイフの刺さった死体となって発見され、さらに第二の事件が……。不可解な謎に、重厚なロジックで挑む傑作本格ミステリの冒頭シーンを特別に公開!

紅招館が血に染まるとき The last six days
岡崎琢磨[著]
判型:文庫判
定価:968円(税込)
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岡崎琢磨(おかざき・たくま)
1968年福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。2012年、「このミステリーがすごい!」大賞最終候補作となった『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。同作は13年、第1回京都本大賞を受賞した。18年、短編「夜半のちぎり」がベスト本格ミステリ2018に選出。「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズのほか、『夏を取り戻す』『下北沢インディーズ』『貴方のために綴る18の物語』など、新しいミステリに挑む俊英。