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小説

産婆のタネ

中島要[著]
産婆のタネ
あらすじ

浅草天王町の札差「坂田屋」の娘、お亀久は、元は男勝りのお転婆だったが、六年前にかどわかしに遭ってから、見知らぬ男と血を恐れ家から出られなくなった。さらには、幼馴染みの許婚が山崩れに巻き込まれ行方知れずに。絶望したお亀久は大川に身を投げようとする──。

産婆のタネ
中島要[著]
判型:四六判
定価:1,925円(税込)
かりんとう侍
中島要[著]
判型:文庫判
定価:672円(税込)
うき世櫛
中島要[著]
判型:文庫判
定価:748円(税込)
中島要(なかじま・かなめ)
早稲田大学教育学部卒業。2008年「素見」で第2回小説宝石新人賞を受賞。18年「着物始末暦」シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞を受賞。他の著者に「大江戸少女カゲキ団」シリーズ、『かりんとう侍』『うき世櫛』『御徒の女』『神奈川宿 雷屋』『吉原と外』『誰に似たのか 筆墨問屋白井屋の人々』などがある。