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小説

実は、拙者は。

白蔵盈太[著]
実は、拙者は。
あらすじ

深川佐賀町の裏店に住まう棒手振りの八五郎は、平凡かつ地味な男。人並み外れた影の薄さが悩みの種だが、独り身ゆえの気楽な貧乏暮らしを謳歌している。そんな八五郎は、ある夜、巷で噂の幽霊剣士「鳴かせの一柳斎」が旗本を襲う場に出くわす。物陰から固唾を呑んで闘いを見守る八五郎だが、一柳斎の正体が、隣の部屋に住まう浪人の雲井源次郎だと気づき──。影と秘密は江戸の華!? 期待の新鋭が贈る、書き下ろし傑作時代小説。

実は、拙者は。
白蔵盈太[著]
判型:文庫判
定価:759円(税込)
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白蔵盈太(しろくら・えいた)
1978年埼玉県生まれ。文芸社主催の第3回歴史文芸賞最優秀賞を受賞し、2021年『あの日、松の廊下で(原題:『松の廊下でつかまえて』)』(文芸社文庫)で作家デビュー。会社勤めのかたわら、他とは一味違った歴史時代小説を精力的に刊行している。主な著書に『関ケ原よりも熱く 天下分け目の小牧・長久手』『桶狭間で死ぬ義元』『義経じゃないほうの源平合戦』(以上文芸社文庫)など。