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小説

つまらない住宅地のすべての家

津村記久子[著]
つまらない住宅地のすべての家
あらすじ

とある住宅地に、刑務所を脱獄した女性受刑者がこちらに向かっているというニュースが飛びこんでくる。路地をはさむ10軒の家の住人たちは、用心のため夜間に交代で見張りを始めることに。事件をきっかけに見えてくるそれぞれの家庭の事情と秘密。だが、新たなご近所づき合いは知らず知らず影響を与え、彼らの行動を変えていく──。

つまらない住宅地のすべての家
津村記久子[著]
判型:文庫判
定価:748円(税込)
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津村記久子(つむら・きくこ)
1978年大阪府生まれ。2005年「マンイーター」(『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。08年『ミュージック・ブレス・ ユー!!』で野間文芸新人賞、09年「ポトスライムの舟」で芥川賞、11年『ワーカー ズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、13年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、16年 『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、17年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、19年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞、20年、翻訳された「給水塔と 亀」でPEN/ロバート・J・ダ ウ新人作家短編小説賞、23年『水車小屋のネネ』で谷崎潤一郎賞を受賞する。他の著書に『エヴリシング・フロウズ』『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』などがある。