柚木恭介は病を抱える少女・美鈴と「最期の時間を一緒に過ごす」と約束した。しかし、果たせぬまま彼女は亡くなり、後悔を抱えて生きていた。そんな彼の前に現れたのは、“大切な人の死に目に会いに行ける”という「厄病神の砂時計」。使えば必ず不幸になる──。それでも恭介は砂時計を使い、美鈴が亡くなったあの日へ。再会した彼に、美鈴は告げる。「恭介、お願い。─を殺して」。やがて現代へ戻った彼は、代償として「厄病神」となり──。大切な人を失った者たちの後悔と想いを描く、涙の物語。