大航海時代、琉球王国で役人を務める元倭寇の眞五羅は、島の防衛に必要な最新鋭の大砲を手にいれるべくポルトガル領マラッカを目指す船旅に出る。しかし、マラッカ周辺は3つの国が相争う危険地帯。眞五羅たちも壮絶な戦いに巻き込まれていく。島と大切な人たちを守るため、大砲を手にすることができるのか。手に汗握る冒険歴史小説。
エクアドール
定価:1,078円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-52871-8
発売日:2025年9月10日
『月花美人』が第7回ほんま大賞を受賞した話題の著者が描く感動の大冒険ロマン
国も民族も言葉も宗教も・・・・・・すべて違っても
人と人は心を通じ合える
まるでドラゴンクエストのようなRPGゲームを彷彿とさせるような冒険小説であり、琉球史・海域史研究に少しばかりふれた私からすると、このメンバーは「ドリームチーム」が結成されたかのようで心躍る。しかも全くの荒唐無稽なフィクションではなく、史実を矛盾なくつないだ「もしかしたらありえた」展開なのである。(琉球歴史研究家・上里隆史氏「解説」より)
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