大航海時代、琉球王国で役人を務める元倭寇の眞五羅は、最新鋭の大砲を手にいれるべくポルトガル領マラッカを目指す船旅に出る。しかし、マラッカ周辺は3つの国が相争う危険地帯。眞五羅たちも壮絶な戦いに巻き込まれていく。島と大切な人たちを守るため、大砲を手にすることができるのか。手に汗握る冒険歴史小説。
エクアドール
定価:1,980円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-575-24522-6
発売日:2022年5月19日
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第24回松本清張賞作家が紡ぐ「血が滾る男たちの戦い」と「国境を越えた友情」が涙を誘う大河冒険小説
大航海時代――愛する島と人を守るために命懸けの船旅に出た琉球人たちがいた
国も民族も言語も宗教も……
すべて違っても
人と人は心を通じ合える
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「仏朗機砲があれば
琉球を倭寇から守ることができる……」
東シナ海で勢力を拡大する海賊集団「倭寇」から琉球を守るためには最新の大砲が必要――そう進言した元倭寇で琉球王府役人の眞五羅は、仲間たちとともにポルトガル人が支配するマラッカを目指し旅に出る。だが、マラッカ周辺は3つの国が相争う危険地帯。眞五羅たちは命の危険にさらされながらも目的地を目指す――。日本に鉄砲が伝来する直前の時代を舞台に、男たちの熱き戦いと友情を描く歴史冒険小説。
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