高岡藩井上家待望の嫡子である清三郎が病のため身罷った。正紀夫妻の悲しみは深く、とりわけ京の嘆きぶりを慮った勘定頭の井尻の提案で、亀戸の下屋敷に鎮魂のための祠が建てられる。世継ぎを失った悲しみを乗り越え、必死に前に進もうとする正紀たちであったが、廻漕河岸場方の杉尾と橋本に、思わぬ殺しの疑いがかかり──。大人気シリーズ第32弾!
おれは一万石 32 後嗣の祠

定価:748円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-67237-4
発売日:2025年3月12日


第三十二巻
書き下ろし長編時代小説
嫡男早世!
幼子失う悲しみに
追い打ちかける
あらぬ疑惑!
神も仏もない中で
胸に染みるは
人の情!!
シリーズ累計
100万部
突破

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