月昂と呼ばれる感染症が広がり、人々を不安に陥れている近未来の日本。一党独裁政権が支配する社会で、感染した青年,冬芽は独裁者の歪んだ願望により、命を賭した闘いを強いられる。生き延びるため、愛を教えてくれた女のため、冬芽は挑み続ける(表題作)。「月」をモチーフに、著者の底知れぬ想像力と卓越した筆力が構築した、かつて見たことのない物語世界。本屋大賞ノミネート、吉川英治文学新人賞&日本SF大賞W受賞という史上初の快挙を成し遂げた真の傑作。
残月記
定価:935円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-52805-3
発売日:2024年11月13日
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史上初、W受賞!
吉川英治文学新人賞&日本SF大賞
一読して、小田ワールドの虜になった。「残月記」の主人公の愛の届け方など、切なくて涙した。凄い。
伊集院 静氏
ここまで確固たる『異/畏』世界を創り出せる人はなかなかいない。
恩田 陸氏
私たちの日常に入り込む、ひんやりとした既視感のある不安が、この著者が書くことで「新しい物語」へと生まれ直している。
辻村深月氏
第43回吉川英治文学新人賞選考委員
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2021年に国内で発表されたすべてのエンターテインメント小説の中で断トツの1位。
杉江松恋氏(朝日新聞「好書好日」’22/3/31)
ディストピアと剣闘士と恋愛をひとつに融合させたオールタイムベスト級の傑作。
大森 望氏(「SFが読みたい!」2023年版)
20以上のメディアで注目!
本屋大賞ノミネート/「ダ・ヴィンチ」プラチナ本選出/「王様のブランチ」紹介/読売新聞/朝日新聞/日本経済新聞/東京新聞/共同通信/週刊新潮/週刊ポスト/女性セブン/婦人公論/anan/本の雑誌 etc.
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