誰もが愛してやまない「焼餃子」はこうして生まれた。至福の一皿を求めて果てなき旅、感動と熱々のフィナーレを迎える!太平洋戦争後、日本に帰還したグンゾーの仲間達は散り散りになるが、それぞれの究極を目指して餃子屋を開く。町中華の来香園、チェーン展開のミロク亭とシベリア食堂。戦後復興のさなか、三つ巴の熱き戦いが始まる。究極の餃子の秘密を綴ったグンゾーの手帳はどこへ消えたのか。そして、鍵を握るのはグンゾーの息子であるタミオと冷凍餃子……進化し続ける焼餃子は、国民的グルメとして愛されていく。(文庫化にともない『焼餃子』を改題)壮大でハートフルで食欲をそそる!餃子をめぐる大河ロマン小説、堂々完結!(文庫化にともない『焼餃子』を改題)