新米弁護士の木村は顧問先の企業からパワハラ調査を依頼される。だが、パワハラを訴える投書はあるものの、被害者も加害者もわからず、社員の聞き取り調査を始める。その事実はあるのに、苦しんでいる社員の悲鳴だけ聞こえない――。新米弁護士が敏腕の先輩に助けられながら難儀な依頼を解決する木村&高塚弁護士シリーズ第三弾。大ヒット『花束は毒』で注目を集める著者による、全話驚きの連作短篇ヒューマン・ミステリ!
悲鳴だけ聞こえない
定価:1,815円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-575-24561-5
発売日:2022年9月15日
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けど、弁護士は全てを見破る
謎の沈黙、死者の願い、美しき嘘――
鮮やかな結末に驚嘆必至!!
『花束は毒』で超注目の著者による連作リーガルミステリー
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新人の木村と敏腕の高塚弁護士が難儀な依頼を解決!
「悲鳴だけ聞こえない」
パワハラ告発があった企業から調査を依頼された木村と高塚だが、投書は匿名で加害者も被害者もわからず調査は難航。悲鳴をあげているのは意外な人物だった――。
「河部秀幸は存在しない」
弁護士が詐欺に加担していると相談を受けた木村たち。その中には知人の弁護士の名前も。さらには、木村に騙されたと主張する被害者まで現れてしまう。
「依頼人の利益」
破産したのに生活を見直さない依頼人に困った木村。破産管財人に嘘は隠し通せるのか!? 依頼人のために高塚が考えた倫理的にギリギリのウルトラCとは!?
――他二篇を収録
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