弁護士の木村は顧問先企業からパワハラ調査を依頼された。パワハラを訴える投書はあるものの、被害者も加害者もわからなかった。苦しんでいる社員は誰なのか?(『悲鳴だけ聞こえない』)。遺言執行をはじめて担当する木村。死んだ父から遺産をもらえないと知ったギャンブル狂の息子が怒り任せに取った行動が……(『無意味な遺言状』)。新米弁護士と敏腕の先輩が難儀な依頼を解決する「木村&高塚弁護士」シリーズ第3弾。5編の傑作を収録。
悲鳴だけ聞こえない
定価:858円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-52877-0
発売日:2025年10月15日
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人生の難題を弁護士が解決!
優しさ溢れるリーガルミステリー
「木村弁護士は被害者と加害者のどちら側に立とうとも、常に中立的視点を忘れず、最善の解決案を模索して奮闘する姿が描かれています。依頼人に利用され、裏切られたとしても、その苦しみを呑み込み、全力で弁護に取り組みます」
――小説家・下村敦史(解説より)
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