昭和30年代の名古屋の繁華街・大須。何でもありのごった煮の街で終戦直後に生まれた碧は母親と二人、つましくも幸せな日々を送っている。将来、映画監督になることを夢見て、アルバイト代で映画館に通う碧。そんなある日、一人の男が母娘の前に現れる――。街を行き交う市電の優しい揺れに乗せて描く、少女のゆるやかな成長物語。
碧と花電車の街
![碧と花電車の街](https://colorful.ismcdn.jp/mwimgs/c/d/260w/img_cdfc5bd50d9fcecba58375ac5baa5207904822.jpg)
定価:1,760円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-575-24089-4
発売日:2018年4月20日