小説
濁り水 Fire’s Out
あらすじ
観測史上2番目の暴風が関東に上陸した夜、冠水した自宅駐車場で車の下に入りこんだ年輩女性が死亡した。行政解剖の結果は「事件性はなし」。だが、救助に出場していた本田消防署上平井出張所に所属する大山雄大は、喪服の老人から「何をどうしたって助けられなかった」という言葉を残される。不審を覚えた大山は、謎の言葉の真意を探ろうと老人を追うが、その正体は驚くべきものだった──。大人気消防ミステリー第4弾!
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