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小説

緋色の残響

長岡弘樹[著]
緋色の残響
あらすじ

強行犯係の刑事にしてシングルマザーでもある羽角啓子。中学生の娘、菜月の将来の夢は新聞記者になることだ。そんな菜月がかつて通っていたピアノ教室で、ある生徒が急死した。不慮の事故かと思われたが、菜月のある行動によって真実が明らかに――。45万部超ヒット作『傍聞き』で圧倒的な存在感を放った母娘コンビが、身の回りで起きた事件の真相に迫るシリーズ第一弾。『推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ2019』にも選出された表題作「緋色の残響」の前半をご紹介!

緋色の残響
長岡弘樹[著]
判型:文庫判
定価:737円(税込)
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長岡弘樹(ナガオカヒロキ)
1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞。05年、単行本『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。同作を表題とした短編集は45万部を超えるベストセラーとなる。13年『教場』が「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位に。著書に「教場」シリーズや、『殺人者の白い檻』『緋色の残響』『切願 自選ミステリー短編集』など多数。