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小説

推してダメなら押したおせ

森美樹[著]
推してダメなら押したおせ
あらすじ

中学の入学式で新入生を代表した八神奏羽に瞬時に胸を撃ち抜かれ、推しとして崇め始めた金山富子。日々彼を観察し、妄想たっぷりに極秘のノートに書き綴る。抜け駆けを許さない空気の中、奏羽にはおいそれと近づけず、これは推しへの気持ちなのかそれとも恋なのかと悩み苦しんだ結果………性的修行をして彼の一番の女になると決意! 数年後、再会した奏羽はなぜか距離を詰めてくるが富子の早合点で取り返しのつかないことに――平凡女子が運命を引き寄せようともがく、ひたむき過ぎるラブストーリー!

推してダメなら押したおせ
森美樹[著]
判型:文庫判
定価:858円(税込)
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森美樹(もり・みき)
1970年、埼玉県生まれ。95年、少女小説家としてデビュー。途中、5年間の休筆期間を経て、2013年「朝凪」で第12回「R-18文学賞」読者賞を受賞。受賞作(「まばたきがスイッチ」と改題)を含めた短編集『主婦病』ほか、『母親病』『神様たち』『わたしのいけない世界』などの著書がある。