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小説

悲鳴だけ聞こえない

悲鳴だけ聞こえない

謎の沈黙、死者の願い、美しき嘘――弁護士はすべてを見破る!
パワハラ告発があった企業から調査を依頼された新人弁護士の木村とベテランの高塚弁護士だったが、投書は匿名で加害者も被害者もわからず調査は難航。悲鳴をあげているのは意外な人物だった――。新人&敏腕弁護士が難儀な依頼を解決。鮮やかな結末に驚嘆必至のリーガルミステリー!

織守きょうや(おりがみ・きょうや)
1980年生まれ、ロンドン出身。早稲田大学法科大学院卒。2012年『霊感検定』で第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞し、2013年にデビュー。15年『記憶屋』が第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞し、後に映画化される。21年『花束は毒』が第5回未来屋小説大賞を受賞。その他の著書に『キスに煙』『まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖』『戦国転生同窓会』『ライアーハウスの殺人』などがある。