試し読み
小説

宙い夢に棲む

谷ユカリ[著]
宙い夢に棲む
あらすじ

老齢の両親の介護をきっかけに微妙になっていた夫婦の関係を修復しようとしていた絵里だったが、話し合いの場で夫の伸朗から突如、「ほかに好きな人ができた。別れたい」といわれてしまう。子宝には恵まれなかったものの仲良く暮らしていたと思っていた絵理はショックを受けるが、実は伸朗には妻にも言えないある秘密を抱えていた。傷ついた女性が「奇妙な同居生活」を通して再生し、そして自立していく姿を描く長編小説。

『宙い夢に棲む』試し読み
宙い夢に棲む(1/4)
宙い夢に棲む
谷ユカリ[著]
判型:四六判
定価:1,870円(税込)
ネット書店で購入する
谷ユカリ(たに・ゆかり)
東京都出身。成蹊大学文学部卒業。2023年「いつか見た瑠璃色」で第45回小説推理新人賞を受賞した。本作がデビュー作となる。