六本木交差点の銅像にヤクザの顔面の皮が張りつけられ、日本最大の暴力団吉竹組の分裂抗争が激化。抗争を止めるため、警視庁暴力団対策課の桜庭誓警部補は行方不明となった隻腕のヒットマンを追っていた――。大好評の任俠警察小説『桜の血族』に続く第二弾、ヤクザ事務所にマル暴刑事達が乗り込む緊迫の第一章冒頭を公開します。