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小説

隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい

白尾悠[著]
隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい
あらすじ

ココ・アパートメント──心地よい暮らしを作るために住人が協働するコミュニティ型マンション。住人たちが一緒にダイニングルームで食事する「コハン」があったり、互いの子供を預けあったりする一方で、個人の独立性も重視した住まい。家族と離れて暮らす男子高生、結婚を前に惑うカップル、シングル家庭の親子、秘められた過去を背負う老女……。それぞれの胸の裡を繊細に浮かびあがらせながら、多世代の心の交流を温かな筆致で描く。静かな感動を呼ぶ連作小説の第2章「隣人の涙は」全文を特別公開!

隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい
白尾悠[著]
判型:四六判
定価:1,870円(税込)
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白尾悠(しらお・はるか)
神奈川県生まれ。アメリカの大学を卒業後、日本で外資系映画関連会社勤務などを経て、フリーのデジタルコンテンツ・プロデューサー、マーケター。2017年「アクロス・ザ・ユニバース」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞と読者賞をW受賞。著書に、受賞作を含む『いまは、空しか見えない』や、『サード・キッチン』『ゴールドサンセット』がある。