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小説

二千七百の夏と冬(上・下)

荻原浩[著]
二千七百の夏と冬(上・下)
あらすじ

およそ3000年前の太古の東日本──ピナイ(谷の村)に住む縄文人の少年ウルクは十五歳。野に獣を追い、木の実を集め、天の神に感謝を捧げる日々を送っていた。初めて村の外に出て目にしたのは、世界の大きさだった。しかしそんなウルクを執拗につけ狙うのは、金色の陽の毛皮をしたキンクムゥ(羆)。圧倒的な力と巨驅を持つ獰猛な獣に追いつめられ、絶体絶命となったウルクは戦う決意をする──。規格外のスケールで描かれた山田風太郎賞受賞作より、血湧き肉躍る人食い羆との激闘篇を特別公開!

二千七百の夏と冬 上
荻原浩[著]
判型:文庫判
定価:713円(税込)
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二千七百の夏と冬 下
荻原浩[著]
判型:文庫判
定価:713円(税込)
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荻原浩(おぎわら・ひろし)
1956年埼玉県生まれ。成城大学卒業。広告会社勤務を経て、コピーライターとして独立。97年『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2005年『明日の記憶』で第18回山本周五郎賞、14年『二千七百の夏と冬』で第5回山田風太郎賞、16年『海の見える理髪店』で第155回直木賞を受賞する。『ハードボイルド・エッグ』『誘拐ラプソディー』『母恋旅烏』『神様からひと言』『僕たちの戦争』『あの日にドライブ』『愛しの座敷わらし』『四度目の氷河期』『砂の王国』『金魚姫』『ストロベリーライフ』など著書多数。