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小説

ダブルバインド

城山真一[著]
ダブルバインド
あらすじ

警察小説史上、これほど不運な主人公はいただろうか? 金沢東部署の刑事課長・比留は大ピンチだった。アポ電強盗犯を取り逃して左遷が決定的。同時期に出生の秘密を知ってしまった娘が家出。さらには駐在所警官殺しが発生して捜査に奔走するなか、県警内部の不正とも対峙することになり、公私ともにがんじがらめとなる。『看守の流儀』で注目の著者による迫真の警察ミステリーが待望の文庫化。次々と事件が起こる怒濤の第一章をお楽しみください!

ダブルバインド
城山真一[著]
判型:文庫判
定価:891円(税込)
城山真一(しろやま・しんいち)
1972年石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』(文庫化に際して『天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス』に改題)で、第14回『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞。他の著書に『仕掛ける』『看守の流儀』『看守の信念』『狙撃手の祈り』などがある。