小説

秋は短し、迷いは深し

秋は短し、迷いは深し
あらすじ

今年の春から、大手学習塾「育都アカデミー」で講師としての一歩を踏み出した糸内。 子どもたちとの日々は楽しく、やりがいも感じていた。けれど心の奥には、かつて上司に告げられた「君は子どもを教える仕事に向いていない」という言葉が刺さったままだった。

石井仁蔵(いしい・じんぞう)
1984年生まれ。東京大学文学部卒業。『エヴァーグリーン・ゲーム』にて第12回ポプラ社小説新人賞を受賞。