小説

テキストブック・キラー

テキストブック・キラー
あらすじ

殺人の罪で十年間服役していた眞悟は満期出所後、自身の無罪を信じてくれる女性・春奈の家に転がり込む。冴えない見た目の春奈だが、優しく支えてくれるその姿に眞悟は徐々に心が解けていく。しかし、平穏な生活の兆しが見え始めたその時、事件は起きてしまう――。

櫛木理宇(くしき・りう)
1972年生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第十九回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第二十五回小説すばる新人賞を受賞。『虎を追う』『殺人依存症』『ぬるくゆるやかに流れる黒い川』など著書多数。