「憂国の士」であり、政界、財界のフィクサーとして名を馳せる前嶋が世界最大級のコンサルティング会社「LAC」日本支社を訪れた。用件は「20年、30年先の日本がどうなるか調査してほしい」というもの。命を受けたLACの津山は部下とともに調査をはじめるが……。少子高齢化、AIの進化による職業寿命の短命化、地方の過疎化、優秀な若者の海外流出――。明るい材料が何一つないなか、津山が出した結論とは。そして、こんな国にしたのは誰なのか。すべての政治家、すべての財界人、そしてこれからの日本を背負う若者必読の「いま起きている」現実と「これから起こる」未来を描いた警告の書、ついに文庫化!
限界国家

定価:880円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-52861-9
発売日:2025年8月6日

閲覧注意!
本書は小説ですが、そこには20年後の日本の「悲惨」な現実が描かれています――
本人のだれもが薄々気づいているが、とりあえずは見ないことにしている不都合な真実の数々がある。それを真正面から書いている。
(文筆家・キュレーター 佐々木俊尚氏)

すでに日本という国は腐りきっているのか!?
ITが進み、今ある仕事はほとんどなくなる!?
少子高齢化による人口減少を食い止めるには移民受け入れしかない?
優秀な若者は日本を捨てて海外に移住してしまう!?
手厚すぎる医療制度が国の財政は破壊する!
結局、「いい人生」を送れたのは高齢者だけ!?