鉄道写真家、紀行作家として活躍する著者が「昭和」を感じさせる情景を切り取ったフォトエッセー。当時撮影したものから、再訪して収めたものまで、タイトルにふさわしい写真とともに繊細な描写で綴られる1冊。
鉄道写真家がカメラ片手に昭和を旅する紀行エッセイ
電車、建築、流行歌に映画やお菓子。 そして、出会ったたくさんの人々… 時代を彩ったあれこれを写真とともに振り返る
そこには忘れかけていた生活と 取り残されたような思い出がある
昭和100年を迎えてあける「じいさんの玉手箱」
『伊豆の踊子』が旅した場所/D51のいた風景/セピア色の写真/映画の中の尾道/南極観測船「宗谷」/浪曲が聞こえる町/故郷の名車「モハ200形」/団地の生活/『巨人の星』と沢村栄治/新宿ゴールデン街/家庭用ビデオデッキ「ベータマックス」/姿を消す「国電」……