書評誌として、現在も根強い人気を誇っている『本の雑誌』。その後、作家や映画監督として活躍する椎名誠、書評家・北上次郎名義でも知られる目黒考二の二人を中心に創刊された雑誌で、その創刊秘話は椎名誠『本の雑誌血風録』、目黒考二『本の雑誌風雲録』に詳しく描かれている。今回は、その二冊を底本に、関係者への取材をもとに『本の雑誌』創刊時を、こちらも読書界を震撼させた『どくヤン!』の作画担当であるカミムラ晋作が完全漫画化。完結巻となる3巻では、椎名誠が作家デビューしてベストセラー作家になり会社を辞めることに。「破綻した男」目黒考二も助っ人学生を教え導く立場に。感動のフィナーレを目撃せよ!
定価:1,430円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-575-31834-0
発売日:2023年11月9日
椎名誠と目黒考二 ふたりの人生が動き出す──!!
「本の雑誌」
創刊秘話
完結感!!
なによりもオドロキ楽しませてもらいました。ダイナミックに正確に描かれていて、連載期間もっとも元気をもらい、毎回楽しみにしていました。
相棒の目黒は遠くへ行ってしまいましたが、思えばこの連載が出るたびに楽しく感想を述べあっていた日々でした。ありがとうございました。
「本の雑誌」創刊編集長・作家 椎名誠
「本の雑誌」は売れる売れないの計算によってではなく、ほとんどただの思いつきとなりゆきで作り始められていた。ただ、話したい。本の感想を、誰かに伝えたい。そしてそれを集めて、雑誌にしちゃえ。「本の雑誌」とは、2人のそれだけの思いから始まり、発展していったのだ。(中略)人が誰かと何かを作り始める時の、ただワクワクする高揚感。好きなものを、好きな人と一緒に作りたい。そして作ったからには、多くの人に見てもらおう。同人誌などを作ったことがある人なら必ず知っている、そんな原初の動機が、後に伝説の書評誌となる「本の雑誌」の根底にあるものだった。
著者あとがきより