独身で子供のいない可南子は、もうすぐ還暦を迎える。これまでは仕事一筋に頑張ってきたが、定年退職したあと、どう生きればいいのか途方に暮れている。そんな中、子育てと介護を終えたかつての友人・芳美から、一緒に暮らさないかと誘われて…。それぞれ人に言えない悩みを抱える迷える六十歳たちは「人生の問題」にどう向き合うのか?
華ざかりの三重奏
定価:1,815円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-575-24621-6
発売日:2023年4月19日
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やってきた人生の転換期
60歳、さて。
お金、健康、孤独…
先の心配尽きぬとも今を楽しみ尽くす
令和の還暦小説
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「定年を迎えた後って、みんな何をして過ごしてるの?」
キャリアウーマンだった可南子は、もうすぐ60歳。独身で子供はおらず、やりがいだった仕事も定年退職が迫っている。将来に気が滅入る中、地元で開かれた同窓会で中学時代に親しかった芳美と再会した。長きにわたる子育てと介護を経て、いまや未亡人だという芳美から「一緒に暮らさないか」と誘われて……。
「定年後の居場所がない」
「子供に放っておかれる」
「孫との同居が居心地悪い」
「熟年離婚の危機」
それぞれ悩みを抱える60歳たちは、還暦を機に噴出した「人生の問題」にどう向き合うのか。
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