メジャーデビューを果たしたロックバンドのボーカリスト・ミツトがマンションのベランダから転落し、この世を去った。バンドの中心的存在を失い、残されたメンバーの日常が一変する。ミツトは何故死んだのか? バンドの存続は? 今後の人生は? 不安と悩みを抱えながら未来を切り拓こうとする若者達の姿を描く青春長編小説。
空洞に響け歌
定価:825円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-52624-0
発売日:2022年12月15日
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大切な君を失って、この先、どうやって生きていこう?
俺たちのボーカルが、死んだ。
仲間の訃報に、悲しみと不安を抱えるバンドメンバーが選ぶ未来は――。
音楽でつながった絆を描く、喪失と希望の物語。
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ロックバンド、SINUSのメンバー
洞口光人 ボーカル担当。唯一無二のサウンドをつくる天才。
洞口海人 ギター担当。光人の兄。メンバーの精神的支柱。
加藤紬 ベース担当。光人とは中学からの腐れ縁。
副島まき ドラム担当。リズムマシーンと称される一児の母。
武井慈夢 キーボード担当。大学生時にサイナスに加入した。
村井匠 サイナスのマネージャー。海人の高校の同級生。
ブックレビュー
天才ボーカリストの突然の死。その時、残されたバンドのメンバーは何を思い、何と闘うのか──。感動がゆっくりと胸に染み込む青春群像劇。
天才ボーカリストの突然の死。その時、残されたバンドのメンバーは何を思い、何と闘うのか──。感動がゆっくりと胸に染み込む青春群像劇。
(文庫化に伴い『空洞電車』より改題)
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