児童養護施設で暮らす高校生のななみ。「馬鹿にされるな」という祖母の言葉を胸に、医学部進学を目指し受験勉強に励む日々。ダンス部最後の発表会、初めての彼氏、進学費用のためのアルバイトなど、高校生活を色濃く過ごすなか、ななみが自分の意志で選択した道とは――。十代の心許なさや揺らぎを繊細に掬いとり、前途を温かく照らす青春エール小説。
ななみの海
定価:1,760円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-575-24489-2
発売日:2022年2月17日
拡大する
いい大人になりたい。
そうすれば、困らない子どもが増えるから。
本当は、それが世界でいちばん大事なこと。
出会ってきたすべての子どもたちと過ごした時間があたたかく蘇ってくる一冊でした。
「生きてきてくれたから出会えたよ。ありがとう」
アフターケア相談所 ゆずりは(児童養護施設等を退所した子どもたちの相談所)
所長 高橋亜美氏推薦!
『君たちは今が世界(世界ルビ・すべて)』『翼の翼』etc.
子どもを取りまく世界を描いてきた著者の集大成!
拡大する
児童養護施設で暮らす高校生のななみ。
「馬鹿にされちゃアいけない」と小学生の頃から祖母に言われ続けた
言葉を胸に、医学部進学を目指して受験勉強に励む日々を送っている。
進学費用のための懸命なアルバイト、ダンス部仲間との最後の文化祭、
初めての彼氏……など、高校生活を色濃く過ごすなか、
高三の夏、ななみが自分の意志で選びとった道とは――。
新たな世界へと踏み出す少女の心許なさを
掬いとりながら、前途を温かく照らす感動長編
関連記事
関連作品