百花輪の儀が始まり、貴妃たちは皇帝の寵愛を手に入れるため日々計略を巡らせていたが、明羽が仕える芙蓉妃・來梨は相変わらず競争から一人取り残されたままだった。そんな折、孔雀妃・紅花の侍女が阿片を所持していた罪で追放され、紅花の地位は失墜する。事件に裏があると読んだ黄金妃・星沙は、とある思惑により明羽に事件の鍵を握る後宮医を捜すよう依頼するが、事態は思わぬ方向へ。絢爛豪華な中華後宮譚、貴妃たちの運命を揺るがす衝撃のシリーズ第二巻!