水晶妃・灰麗、沈黙を破り百花輪の儀に参戦! 突然の出来事に戸惑う來梨たち貴妃を前に、かつて溥天廟の巫女であった灰麗は「これから華信国に降りかかる災いについて、五つの予知を視る。そして五つ目の災いにより、この国は滅ぶ」と託宣を告げる。さらにそれを防ぐ唯一の方法は、灰麗が百花皇妃になることだという。その言葉通り、灰麗の予知は次々に現実となっていく。明羽と來梨は予知に隠された秘密を暴き、灰麗の企みを阻止できるのか!? 物語はいよいよ佳境へ。絢爛豪華な中華後宮譚、波瀾の第四巻!