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第2章 危険ないきものの、あっと驚く必殺技

 

 人間でも恐怖を感じる毒や、驚きのパワー。いきもの同志の戦いから、ちょっと笑っちゃう行為など、危険ないきものの必殺技を紹介。

 

 

■相手の目を狙って牙から毒をスプレー噴射 ドクハキコブラ

 

 コブラ科の仲間の毒は危険。だから、敵や獲物となるいきものたちは、かまれないようにすることで身を守ります。けれども、「なーに、かまれさえしなければ、どうということはない」……などと、悠長にはいってられないのがこのドクハキコブラなのです。

 

 このヘビはかみついて毒を注入できるだけでなく、毒液どく えきを相手の目に向かって、牙からスプレーのように飛ばすことができるのです。毒液が目に入れば激しい痛みに襲われ、やがて失明に至ります。人間でも同じです。

 

 このヘビは、牙の真ん中付近にある穴から毒を出せる構造になっています。恐るべし必殺技なのです。

 

いきものデータ

名前:アカドクハキコブラ

分類:は虫類コブラ科

生息地:アフリカ東部のサバンナや砂漠

大きさ:全長60〜120㎝

 

 

 

■かみついて狂犬病にさせるナミチスイコウモリ、1000人が襲われた

 

 狂犬病ウイルスを持っているのは犬だけでなく、コウモリも持っています。中南米の一部では人間に対する害を与えるのは犬に続いてコウモリが多いのです。そのコウモリのなかでも最も怖いのが、このナミチスイコウモリ。ブラジルでは大群に1000人もの人が襲われ、23人が亡くなっています。

 

 吸血コウモリといわれますが、命を奪うほど血を吸うことはありません。このコウモリの唾液には血が固まるのを抑える成分があるため、かまれるとなかなか血が止まりませんが、それでも死ぬことはありません。怖いのは狂犬病ウイルス。何も知らずに触ろうとしてかまれる被害が続出中です。

 

いきものデータ

名前:ナミチスイコウモリ

分類:ほ乳類ヘラコウモリ科

生息地:メキシコ、中南米カリブ諸島の一部

大きさ:体長9㎝、翼開帳18㎝

 

 

 

■必殺ウンコ投げ! 動物園のゴリラがとんでもハラスメント行為

 

 なんと、一部の動物園のゴリラは観客に向かって自分の糞を投げます。なかにはコントロールが抜群に良く、見事にヒットさせちゃうゴリラもいるんです。これがゴリラの必殺技、ウンコ投げ、です。

 

 これは野生のゴリラにはないことで、動物園ならではの現象なんです。ゴリラも退屈しちゃっているんでしょうね。特にキャーキャー言ってる女性は、ゴリラにとって面白いようです。また、このウンコ投げはオスでもメスでもやるそうです。でも、一番多いのはオスのゴリラが人間の女性にやることです。なんだか、何かのハラスメントみたいですね。ウンコ投げハラスメント、なんてね。

 

いきものデータ

名前:ニシゴリラ

分類:ほ乳類ヒト科

生息地:アフリカ西部の熱帯雨林

大きさ:身長1.2〜1.8m

 

「ヤバすぎ! 超危険ないきもの図鑑」は全3回で連日公開予定