9月に『菊の慟哭』を上梓し、10月に刊行された海上保安官アンソロジー『波動の彼方にある光』にも寄稿している吉川さん。『菊の慟哭』は『桜の血族』に続く任侠警察小説シリーズの第二弾で、暴力団の分裂抗争に女マル暴刑事が挑みます。『波動の彼方にある光』では、特殊救難隊の新人隊員の苦悩を描いた「シロウト・トッキュー」で参加しています。吉川さんが創作秘話を「カラフルPodcast」で語ってくださいました。ぜひ、お聞きください。
◆「試し聴き」はこちらから
https://colorful.futabanet.jp/articles/-/5636
◆概要
【作品名】『菊の慟哭』
【著者】吉川英梨
【あらすじ】
隻腕の最凶ヤクザと女マル暴刑事が共鳴し、血みどろの分裂抗争が終わる──。六本木交差点の銅像にヤクザの顔面の皮が張りつけられ、日本最大の暴力団吉竹組の分裂抗争が激化。抗争を止めるため、警視庁暴力団対策課の桜庭誓警部補は行方不明となった隻腕のヒットマンを追っていた。
◆概要
【作品名】『波動の彼方にある光』
【著者】吉川英梨 伊岡瞬 梶永正史 麻生幾 額賀澪
【あらすじ】
日本の海を守る海上保安庁。溺れた海水浴客の救助、大型タンカーの転覆事故や海外からの密輸阻止など、その任務は多岐にわたる。特殊救難隊に配属された舷太は「大型新人」と期待されていたが、出動要請がなく燻っていた。舷太を悩ます「海苔網事件」とは!?(『シロウト・トッキュー』)。急病人搬送のために台風で孤立した離島に向かうが、ヘリポートが崩壊。パイロットは過去の事案を思い出し、信じがたいポイントに着陸を試みる(『コネクテッド』)。陸では予想もつかないような事案と日々対峙する海上保安官。拍手喝采の勇姿を描いた5編を収録。