現代に生きる若者の感性を凄まじい解像度で描き出す作家・大前粟生さんが今作で挑んだテーマは、「結婚」と「家族」。当事者にいろんなことを感じさせる結婚って、何なんだろうか? 今回のポッドキャストでは大前さんをお招きして、執筆のきっかけから作品にこめた思いまでをお聞きしました。
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◆概要
【作品名】『マリッジ・アンド・ゴースト・ストーリー』
【著者】大前粟生
【あらすじ】
27歳の春崎悠太は、学生時代からの恋人・さやかと同棲している。友人たちが続々と結婚して子どもを持つ中、さやかからも急かされ、そろそろ結婚しなくちゃ、と思う。だけど、なんだか気持ちが乗り切らない。相手の両親に会っても億劫に感じる。それでも「みんな」が結婚しているから、自分もそうしたほうがいい。意を決して婚姻届を出したその日、さやかと大げんかをして離婚へと突っ走ってしまう。そんなふたりの前に、なぜか数か月前に死んだ大学時代の友人・ヒロの幽霊が現れて──。