『私はチクワに殺されます』
 チクワの散乱した心中現場で、そんな書き出しから始まる手記が見つかったことから始まる、世にも奇妙で恐ろしい物語。

 

 チクワ・サスペンスという(おそらく)史上初のジャンルに分類される奇書『私はチクワに殺されます』が、発売前から大きな注目を集めている。ゲラを読んだ全国の書店員からも、混乱と戸惑い、そして激賞の感想が続々と寄せられている。今回は、その一部を紹介します。

 

全人類読むべき。読まなければわからない凄さがこの本にはあります。
(喜久屋書店橿原店 井上七海さん)

 

最初から自分は何を見てきたのか。仰天した。息が苦しい。
(ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん)

 

荒唐無稽なタイトルと展開は予想を超え、そのチクワっぷりに唖然。
チクワが頭から離れませぬ。
(未来屋書店大日店 石坂皐月さん)

 

最初に「チクワ?」と思わず笑ってしまったことをお詫びします。
読み始めて5分で、これはとんでもなく恐い物語では…と鳥肌が立ちました。(未来屋書店発寒店 宍戸和美さん)

 

チクワのチクワによるチクワのためのチクワミステリです。(未来屋書店新浦安店 中村江梨花さん)

 

 本読みの書店員たちをも惑わす深淵なるチクワの世界に、ぜひ貴方も迷い込んでみては?

 

【あらすじ】
チクワの穴を通して人の姿を見ると、その人物の死に様が見える──。巷に溢れるチクワの秘めたる怖ろしい力に気付いたトラック運転手の男は、己だけが知る事実の重さに苛まれ、やがて身を滅ぼしていく。荒唐無稽な設定から始まる奇妙な物語は、複数の視点から語られることで全く異なる側面を見せる。予想不可能な結末が待ち受ける、前代未聞・驚天動地のチクワ・サスペンスここに開幕!