夫婦間のセックスレスが取り沙汰されるにようになって久しいが、セックスレスを取り上げながら、ここまで生々しくも「共感」を呼ぶ物語はなかったかもしれない。そんな夫婦観、子育て観を見つめなおす「家族小説」をはじめ、太った体への偏見に悩んできたジャーナリストがミソジニーや性差別と戦った「魂の記録」など、魅力的な1月新刊をご紹介します!

 

 

警察、世論、己の良心…
すべてに背いても、差し出された“真実”を疑え

鑑定人 氏家京太郎

鑑定人 氏家京太郎
中山七里

民間で科学捜査鑑定を請け負う氏家のもとに舞い込んだのは、世間を騒がせる連続殺人犯の鑑定依頼だった。若い女性を殺害し死体から子宮を抜き取る猟奇的な事件だったが──。驚愕の結末が待ち受ける、圧巻の鑑定サスペンス!

 

 

「私たち……セックスなしでも良い夫婦関係、築けないかな」

したいとか、したくないとかの話じゃない
足立 紳

セックスレスをきっかけに見えてきた、夫婦、そして子育てのあり方。映画『百円の恋』(脚本) 『喜劇 愛妻物語』(原作・脚本・監督)の著者が、夫と妻、両方の視点で「夫婦の真実」を綴った家族小説!

 

 

笑うな。憐れむな。値踏みをするな。わたしの体はわたしのものだ。

わたしの体に呪いをかけるな

わたしの体に呪いをかけるな
リンディ・ウェスト
[訳]金井真弓

太った体に向けられる偏見に悩みながら育った著者が、やがてジャーナリストとなり、ネットの誹謗中傷、善意のふりをしたミソジニー、コメディ界に蔓延する性差別と戦いながらありのままの自分を認めていった、魂の記録。