累計42万部突破のアンソロジーシリーズ、第3弾好評発売中! 世界各国でラジオ放送された日本の人気作家8名の短編小説が、文庫1冊に集結! 1日の隙間時間で、本と過ごすぜいたくなひとときを。
■『1日10分のぜいたく NHK国際放送が選んだ日本の名作』あさのあつこ いしいしんじ 小川糸 小池真理子 沢木耕太郎 重松清 高田郁 山内マリコ
通勤途中や家事の合間、眠りに就く前のちょっとした隙間時間、物語に浸って心豊かなひとときを過ごしてみませんか?
NHK WORLD-JAPANの国際ラジオ番組で、世界17言語に翻訳して朗読された小説のなかから、選りすぐりの8作家の作品を収録したアンソロジー。本シリーズも、ついに第3弾となりました。駆け足で、収録作をご紹介すると――。
高校受験を控えた少女の揺らぐ思いと、夢に向けた決意(あさのあつこ著)。コミカルな筆致が絶妙な、神社の神主をおそう災難(いしいしんじ著)。食事を受けつけなくなった祖母のために、孫がおこなったひと夏の冒険(小川糸著)。夫が遺した老朽ペンションで垣間見た、野生の命の躍動(小池真理子著)。小学生の女の子が、友達に抱いたせつない羨望(沢木耕太郎著)。震災で姿を変えた故郷、でも変わらない確かなこと(重松清著)。疲弊した孫に寄り添う、祖父の寡黙な優しさ(高田郁著)。東京23区、それぞれに口があって語りだしたら(山内マリコ著)。
切り口も読み味も異なる名短編が、手軽な文庫で丸ごと読めるのは嬉しい限り。第1弾『1日10分のしあわせ NHK国際放送が選んだ日本の名作』(朝井リョウ・石田衣良・小川洋子・角田光代・坂木司・重松清・東直子・宮下奈都)が絶大な支持を得て、メインタイトルを『1日10分のごほうび』(赤川次郎・江國香織・角田光代・田丸雅智・中島京子・原田マハ・森浩美・吉本ばなな)とした第2弾も続々重版となり、最新刊の第3弾とあわせて、計42万部超の大ヒットシリーズに。
「今まで読んだことのない作家と出会えた」「まるで玉手箱のような1冊」「巣ごもりのお供に最高!」など、本書を手に取った読者の方々からたくさんの感想が届いています。普段、あまり小説を読まない方には、気軽な読書ながらたっぷりの充足感を。本好きな方には、まだ手に取ってこなかった作家とのさらなる出会いを。
日常のささやかな「しあわせ」は、物語という自分への「ごほうび」でも見つけられるものであり、その時間は、実はとても「ぜいたく」なのではないでしょうか。
人気イラストレーター、西淑さんによるカバーイラストもかわいい3冊。並べて飾ると、目にも嬉しいブックデザインになっています。ぜひご自宅の本棚に仲間入りさせてください。第4弾も近年刊行予定です。どうぞお楽しみに!