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小説

人類最初の殺人

上田未来[著]
人類最初の殺人

どんな犯罪にも「起源」があり、殺人は人間にとって最大の禁忌だ。最初の事件は20万年前の原始人による犯行で、動機は怒りだった。信じていた仲間に失望し、棍棒で仲間を殺してしまう。太古の昔にどんなドラマがあったのか──。誰も知らなかった「人類最初の犯罪」の顚末に国立歴史科学博物館の鵜飼半次郎さんが独自の理論と手法で迫る。小説推理新人賞作家、衝撃のデビュー作が待望の文庫化。話題騒然の表題作をお楽しみください。

人類最初の殺人
上田未来[著]
判型:文庫判
定価:803円(税込)
上田未来(うえだ・みらい)
1971年山口県生まれ。関西外国語大学卒。2019年「濡れ衣」で第41回小説推理新人賞を受賞しデビュー。著書に『人類最初の殺人』『ボス/ベイカー』がある。