試し読み
小説

波動の彼方にある光

吉川英梨 他[著]
波動の彼方にある光
あらすじ

日本の海を守る海上保安庁。溺れた海水浴客の救助、大型タンカーの転覆事故や密輸阻止など、その任務は多岐にわたる。そんな彼らのドラマを人気ミステリー作家が描いた海上保安官アンソロジー発売されました。そのなかから吉川英梨さんの『シロウト・トッキュー』冒頭をお楽しみください。特殊救難隊に配属された舷太は「大型新人」と期待されていたが、出動要請がなく燻っていた。舷太を悩ます「海苔網事件」とは!?

『波動の彼方にある光』試し読み
シロウト・トッキュー(1/3)
波動の彼方にある光
麻生幾 他[著]
判型:文庫判
定価:825円(税込)
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吉川英梨(よしかわ・えり)
1977年、埼玉県生まれ。2008年に『私の結婚に関する予言38』で第3回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞しデビュー。著書に「十三階」「女性秘匿捜査官・原麻希」「新東京水上警察」「警視庁53教場」「桜の血族」シリーズのほか、海上保安官を描いた『海の教場』『海蝶 海を護るミューズ』などがある。
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伊岡瞬(いおか・しゅん)
1960年、東京都生まれ。2005年に『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞しデビュー。16年『代償』で啓文堂書店文庫大賞を受賞し大ヒット。著書に『145gの孤独』『瑠璃の雫』『悪寒』『本性』『乙霧村の七人』『翳りゆく午後』『追跡』などがある。
X(旧Twitter):https://twitter.com/IokaShun
梶永正史(かじなが・まさし)
1969年、山口県生まれ。2014年『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』で第12回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。著書に「郷間彩香」「ドリフター」シリーズのほか、『組織犯罪対策課 白鷹雨音』『ウミドリ 空の海上保安官』などがある。
麻生幾(あそう・いく)
1960年、大阪府生まれ。97年、『宣戦布告』で小説家デビュー。おもな著書に映像化された『宣戦布告』『外事警察』のほか、『瀕死のライオン』『奪還』『トツ!』『観月』『ピースキーパー SST 海上保安庁特殊警備隊』などがある。
額賀澪(ぬかが・みお)
1990年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒。2015年に『屋上のウインドノーツ』で第22回松本清張賞を、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。16年、『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書に。その他の著書『風に恋う』『転職の魔王様』『沖晴くんの涙を殺して』『サリエリはクラスメイトを二度殺す』『天才望遠鏡』などがある。
公式サイト:https://nukaga-mio.work/
X(旧Twitter):https://twitter.com/NUKAGA_Mio