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小説

骸の鍵

麻見和史[著]
骸の鍵
あらすじ

駅前のコインロッカーから女性の左腕が発見された。「ロックスミス(錠前師)」を名乗る犯人は、その手に鍵を握らせ、ヒントとともに次のパーツを捜せと指示してくる。筋読みに優れた女性刑事・城戸葉月を中心とした警視庁捜査一課殺人犯捜査第六係は都内を奔走する。一方、エンバーマー(遺体衛生保全士)の折口聡子は「ウツロ」と名乗る人物に監禁され、手足がなく顔を切り裂かれた女性の遺体の復元を要求される。ロックスミスとウツロは同一犯なのか? その狙いは? 姿なき猟奇犯に挑む二人の女性の運命が交錯する時、驚愕の真相が明かされる。

『骸の鍵』試し読み
骸の鍵(1/3)
骸の鍵
麻見和史[著]
判型:文庫判
定価:957円(税込)
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麻見和史(あさみ・かずし)
1965年千葉県生まれ。立教大学文学部卒業。2006年に『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。警視庁捜査一課に配属になった新人女性刑事・如月塔子が、所属する十一係の仲間と共に難事件に挑む『石の繭 警視庁捜査一課十一係』で注目を集め、シリーズ化&ドラマ化(文庫版ではサブタイトルを「警視庁殺人分析班」に改題)。他に「特捜7」シリーズや「警視庁文書捜査官」シリーズでも人気を博す。『真夜中のタランテラ』『屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香』『共犯レクイエム 公安外事五課』『擬態の殻 刑事・一條聡士』『無垢の傷痕 本所署〈白と黒〉の事件簿』『殺意の輪郭 猟奇殺人捜査ファイル』『偽神の審判 警視庁公安分析班』など著書多数。